ダクト工事など空調設備を扱う株式会社テポカルのスタッフブログです。

大きなビルや病院などで皆さんがよく目にすることがある空調・換気の吹出し口には様々なかたちのものがあります。その中でも通称アネモと呼ばれているものはポピュラーです。これは丸型や角型の羽根を数枚重ね合わせたラッパのような形状をしています。

このタイプ、実は空気を吹き出す際に室内の空気が吸い込まれている（=誘引効果）のです。空調された空気と誘引した室内の空気が混合され、一般的な他の形状の吹き出し口と比べ結露しにくいのです。

また吹出し口はダクトシステムの中でも室内に露出する部分ですので、デザインを気にされるお客様も多いようです。いろいろなタイプのものがありますので、ビルや大型店舗などに行く機会がありましたらちょっと天井を気にしてみると面白いかもしれません。